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私というひと

都会に潜む、ただの独身アラサーです。

・・・正直「アラサー」と一括りにできる年齢でもなくなってきたけれど。

30歳の時に初めて上京するまで、田舎の街でひっそり生きてきました。
時には恋愛に、時にはキャリアに、情熱を傾けたことはあるけれど、今は「懐かしい」と思えるほどに精神が余生に向かっている感覚があります。

私は、絶対に結婚しない!とも結婚する!とも決めてはいないけれど、ふと周りをみるとみんな家庭やパートナーを持っていて、「晩婚化」「結婚しない若者の増加」なんて嘘みたい。

先人の教えのとおり、しっかりと遊べる友達は減ってきたし、親戚には孫の顔を求められている。親は何も言わないものの、父がこっそり私の結婚を占って、3年後に希望を抱いている、ということは知っている。

私は、どこにでもいるアラサーです。電車で横に座っている、交差点で信号待ちをしている、コンビニで夜ご飯を買っている、通りすがりのモブです。

SNSで切り取られた世界と次の瞬間にはもう2度と会えないような喧騒の中で生きていると、たまにとても孤独になることがある。

こんな生活をしているのは自分だけなんじゃないか。

周りが全員幸せに見える。仲間が欲しい。たまに一緒に散歩するような。公園でおしゃべりできるような。気軽に誘って夜ご飯食べて、「じゃあね」ってあっさり別れられるような。そんな人はこの世にもう存在してないのかもって思う時がある。

だけど私は、私の人生を生きるしかない。

私の人生が終わるとき、あなたの人生点数は、〇点でした と誰かが言ってくれるわけでもない。

なので、ただ残してみることにしました。私を。

時に元気に、時に穏やかに、ある30代の女の思っていることを記録するものです。

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この記事を書いた人

なみお(namio)
高校3年生のクラス文集で”いいお母さんになりそうランキング”「1位」を受賞したにもかかわらず、なぜか今日も独身、孤独のアラサー。
1人が大好き、この先も1人で生きていく、って決意もできないし、誰かと一生添い遂げる勇気もない。
平気な顔して社会に溶け込んでるけど、LINEは一生鳴らない。
たまに溺れかけるけど、人生エンタメ。仕方ないから、自分で石橋作って渡るしかないね。

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